金田一少年の事件簿「異人館村殺人事件」
金田一少年シリーズ一番好きなエピソードである、金田一少年の事件簿2巻に収録されている「異人館村殺人事件」を読み直した。
この前、友人に招待されて山奥にある山荘に泊まる機会があった。
携帯の電波の届かない山奥だったり、自分たちでセルフビルドで立てた疑似集落だったり、今は管理人のおばあさん一人で住んでいたりとなかなかのミステリー要素がつまった素敵な場所だった。
それ以来、ずっと読みたかった「異人館村殺人事件」だが、あらためて読むとなかなか壮絶なエピソードで衝撃だった!
登場人物が全員犯罪者!
大麻の栽培と販売をすることによって繁栄している六角村!
教会の家族を全員殺害しているとか完全にマフィアの村。
エデンの林檎どころじゃねぇよ!
なんでミイラがそれぞれの家にあるんだよ。死体遺棄では!?
犯人が復讐のために母に戦闘教育されており、その最後の教育が母を自らの手にかけることというバトルマンガもびっくりな境遇の犯人。
お前トリック必要ある!?
淡々と殺害していけばよかったんじゃないか?
犯人達の事件簿でもギャグ要素なさすぎて登場させられないよこれ。
そして登場人物全員死亡!
全滅エンドはすごいインパクト!
全員犯罪者なのできれいに一層されてしまった。
ひさしぶりに読むと猟奇殺人ホラーとミステリーが融合しており、非常に面白かった!
ちなみに金田一少年の事件簿の読者の選ぶ好きなエピソードランキング1位らしい。
私が初めて金田一少年の事件簿を読んだ時がこの「異人館村殺人事件」!
首なしの花嫁は小学生には衝撃的なインパクトでした。
めちゃくちゃ怖かったし、惹きつけられましたね!
そんな異人館村殺人事件の唯一の難点は、トリックが完全に他の作品のパクリで訴えられたので映像化には恵まれていないのが難点。
おあとがよろしいようで。